不動産の用語集②

マンション構造・工法の用語集

 

  ・RC構造・・・Reinforced Concrete の略で、マンションで一般的に採用されている鉄筋コンクリートのこと。引っ張る力に強い鉄筋と、押す力に強いコンクリートを組み合わせて高い強度を確保します。

 

  ・アウトフレーム工法/アウトポール・・・柱を室外に設置し、室内の凸凹を減らして家具などを設置しやすくする工法。また、窓上の梁の厚みを抑えることで、窓を高くできる「扁平梁」が採用されるケースもあります。

 

  ・環境性能表示・・・建物の耐熱性や長寿命対策、設備の省エネ性、敷地内の緑化など、環境に与える負荷を低減させる対策を表示する制度。一定規模以上のマンションに広告などでの表示を義務づけている自治体もあります。

 

  ・逆梁アウトフレーム工法・・・通常は天井の下に設置される梁を上向きにし、さらに梁を室外に出してバルコニーの手すりに利用する工法。室内に梁が出ず、天井までの高さのハイサッシを設置できます。

 

  ・住宅性能表示・・・耐震性や省エネ性、高齢者対策など10項目の住宅性能について、等級などで表示する任意の制度。第三者の評価期間が設計段階と工事段階をチェックし、評価書を交付します。

 

  ・スラブ・・・上下階を隔てる鉄筋コンクリートの床。遮音性を高めるためスラブを25cm前後の厚さとし、内部に空洞を設けて発泡材を充填するボイドスラブを採用する物件も多いです。

 

  ・制振構造・・・建物内に設置したダンパーなどの制振部材で地震エネルギーを吸収し、揺れを制御する構造。強風時の揺れも抑えるので、超高層物件などで採用されるケースが目立ちます。

 

  ・免震構造・・・基礎部分に組み込んだゴム製の免震装置やダンパーなどで建物を支え、地震のエネルギーを建物に伝えにくくする構造。耐震構造や制振構造よりも建物の揺れが小さくなるとされます。

 

  ・長期優良住宅・・・耐久性や維持管理のしやすさなど9項目の基準を満たす住宅。住宅ローン控除の最大控除額100万円アップのほか、各種税金の軽減やフラット35金利の優遇が受けることができます。

 

  ・低炭素住宅・・・省エネ基準に比べ、エネルギー消費が10%以上減らせると認定された住宅。住宅ローン控除の最大控除額100万円アップのほか、登録免許税の軽減やフラット35金利の優遇が受けられます。

 

  ・二重床・二重天井・・・スラブと床・天井の間にそれぞれ空間を設け、給排水管や電線などを通せるようにしたタイプのこと。配管を動かせるので、水まわりを含めたリフォームがしやすくなる。空間を設ける分、遮音等級も高くなります。

 

  ・ハイサッシ・・・バルコニーに面した掃き出し窓は1.8m程度の高さが一般的で、2m前後以上のものをハイサッシと呼びます。窓が大きくなるので、室内が明るく、開放的な印象になります。

 

  ・・・・水平方向で線上に建物を支える構造躯体のこと。柱同士を連結する大梁と、大梁の間の間でスラブを支える小梁があります。最近は逆梁など梁の出の少ない工法が普及しています。

記事作成日:2015年09月19日 最終更新日:2018年01月13日